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インパクト投資の今後を考える~金融庁「インパクト投資等に関する検討会報告書」を踏まえて~






「インパクト投資」は、持続可能な社会を実現するための金融(サステナブルファイナンス)

の1分野として、持続可能な社会・経済基盤の構築といった基本的な意義を共有しつつ、投資の「効果」

(インパクト)に着目する手法として、内外で推進の機運が高まっています。


投資家のインパクト戦略に基づいて、社会・環境課題の解決に資する技術やサービス、これらを提供する企業・事業を特定し、投資を通じて具体的な社会・環境的効果を実現する投資手法として、規模や成長段階等を問わない様々な企業の潜在力に着目し、その発揮を促すほか、特定の事業に特化し今後の事業成長を図るスタートアップ(創業企業)等の伴走支援とも親和性が高く、課題解決につながるイノベーションを創出する可能性が期待されています。


企業の活動が環境・社会にもたらす正と負の「インパクト」を貨幣価値に換算し、従来の財務会計に結び付けて開示する「インパクト加重会計(Impact-Weighted Accounts)」の取り組みが、グローバル企業を中心に試みられています。


今回共催した多摩大学社会的投資研究所では、公開イベント「インパクト・サロン」などを通じてソーシャル・ファイナンスやソーシャル・インパクトに関する最先端の動向や知見をご紹介するセミナーを開催しております。


このたび、金融庁が「インパクト投資等に関する検討会」を立ち上げ、その報告書が今年6月に発表され、

同報告書において「インパクト投資に関する基本的指針(案)」が示されたことを受け、研究会委員でいらっしゃいます高崎経済大学の水口剛学長、金融庁の高田総合政策課長をお招きし、我が国におけるインパクト投資の今後をテーマにしたセミナーをPALETTEと共催いたしました。






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