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肩書きを手放して、深く出会うーーPALETTEで続く「森の時間」とは
名刺交換も、肩書きの紹介もないまま深く対話する4時間半――。MIRAI LAB PALETTE(以下、PALETTE)で4年続く「森のR&D『Will』」は、街なかで森の時間を再現する取り組みです。森で無理なく一昼夜を過ごす「よる森」を14年続ける一般社団法人YORUMORI代表理事の河村智行さんと、PALETTEコミュニティマネージャー 鎌北雛乃に、立ち話から始まったコラボレーションと、その先に育ちつつある「カジュアルで深い関係性」について伺いました。 14年目を迎えた「森の時間」のはじまり 一般社団法人YORUMORI代表理事の河村智行さん ――まず、YORUMORIの活動と河村さんについて、PALETTEの会員のみなさまに向けて簡単にご紹介いただけますか。 河村さん「森の中で無理なく一昼夜を過ごす活動を続けて14年目になります。少し引いて見ると、街から離れる、普段の思考や行動のパターンから離れる、そういう意味合いがあると感じています。離れることで、近づくものがある。たとえば自分の今の状態に気づく、本当に思っていることや感じていることに、ちょ


1台から世界へ──スマートプリ機「HARTi Photo」がPALETTEで育てたもの
「感性が巡る、経済を創る」を企業理念に掲げ、スマートプリ機「HARTi Photo®」を展開する株式会社HARTi(ハーティ)。 代表取締役の吉田勇也さんは、MIRAI LAB PALETTEに約1年半にわたってショールームを設け、プロダクトを世に広めてきました。在庫が1台だけだった創業初期から、今や数十台単位の増産体制へ。その成長の軌跡をPALETTEとの関わりとともに振り返っていただきました。 書道少年が見つけた「クリエイターのインフラ」 ── HARTiを創業された経緯と、「感性が巡る、経済を創る」という理念に込めた思いを教えてください。 小さい頃から15年ほど書道を続けていて、本格的にアートマーケットの構造を知りたいという思いでイギリスの大学に進んだとき、日本のアート市場が世界44位であるのに対し、イギリスは世界3位のアートマーケットを持っているという現実を目の当たりにしました。その差を埋めるためのインフラがまだ足りていないと感じ、アーティストをインキュベーションする仕組みを作ろうと、23歳のときに起業したのが2019年のことです。...


まずは作って、混ざり合う。PALETTEの個性が重なるワークショップ型インスタレーション「タコになるー触覚の解放と分散型知能の実践ー」
2026年4月21日、MIRAI LAB PALETTE(以下、PALETTE)で、ワークショップ型インスタレーション「タコになるー触覚の解放と分散型知能の実践ー」が開催されました。企画と運営を担当したのは、アーティスト兼アントレプレナーの藤井大貴さんと、PALETTEコミュニティマネージャー 鎌北雛乃です。 「修復」をテーマに、言葉よりも直感を重視し、手を動かしながら作品と向き合った本イベントは、参加者の個性が交差し、新たな気づきが生まれる場となりました。 60分間の沈黙。無言で動き続けて生まれるアート イベントは18時30分過ぎに開始されました。照明を抑えたPALETTEには、深海を思わせるBGMが流れ、机の上には紙や粘土など、図工や美術の時間を想起させる素材が並びます。何が始まるのかについて細かな説明はあえて行われないまま、鎌北の挨拶と「イベント中は言葉を発しないこと」というルールの提示のみで進行していきます。 まず展示スペースに設置されていたのは、能登半島地震で割れた珠洲焼の壺を、漆と銀で修復したもの。外部から伸びたチューブから滴る水が溜
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