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「ずっと暗黙知でした」——立ち上げ期から見守ってきた元住友商事CSO・住田孝之さんが、いま言葉にするPALETTE
MIRAI LAB PALETTE(以下、PALETTE)は、2019年4月の開設から8年目を迎えました。立ち上げの時期からこの場を支えてきたのが、2026年3月まで住友商事の専務執行役員 CSOを務めた住田孝之さんです。経済産業省時代からイノベーションの「場」づくりに携わり、現在は日本製紙連合会の理事長を務めています。経営の立場から見たPALETTEの価値と、いまも通い続ける理由を聞きました。 場が成功する3つの条件を、すべて満たしていた ――住田さんがPALETTEの存在を知られたのは、住友商事にいらしてからでしょうか。 左から、住友商事 MIRAI LAB PALETTEチームリーダー 廣畑純平、日本製紙連合会理事長 住田孝之さん、社内連携担当 奥田ゆり、コミュニティマネージャー 鎌北雛乃 住田さん:そうですね、来てからです。当時のPALETTEは、まだ向かい側の、住友商事の本社が入る建物の地下2階にありました。なかに階段があり、あれはすごくいいなと思ったのが第一印象です。もうひとつ驚いたのは、住友商事に来る直前まで内閣府でまとめていた報告


バラエティからデジタルとビジネスへーーテレ東・三宅優樹さんがPALETTEで見つけた道しるべ
テレビ東京グループがAI専門のYouTubeチャンネル「テレ東AIアカデミー」を立ち上げたのは2025年のことです。 手がけるのは、株式会社テレビ東京コミュニケーションズ ビジネスデザイン部シニアマネージャーの三宅優樹さん。地上波のバラエティ番組を15年以上つくってきた三宅さんは、対談企画の収録拠点のひとつにMIRAI LAB PALETTE(以下、PALETTE)を選び、PALETTEもその取り組みに共鳴し、AI領域における新たな情報発信の挑戦をともに進めています。 開設から1年、チャンネルの輪郭を決めたのは、その現場に集まる人たちでした。 バラエティ制作から「デジタルとビジネス」の最前線へ ——バラエティ番組を長く手がけてこられた三宅さんが、AI専門チャンネルを立ち上げた経緯から教えてください。 2009年に新卒でテレビ東京に入社して、念願かなってADからずっとバラエティをやってきました。ところが2024年に辞令が出て、グループのデジタル戦略を担うテレビ東京コミュニケーションズに出向することになりました。当時の社長からは「これからはデジタルと


【イベントレポート】「フィジカルAIを目的化してはいけない」——現場実装の勝算はどこにあるか
現実世界を認識し、判断し、機械の身体を動かすーー「フィジカルAI」は、生成AIが情報の世界にもたらした変化を、工場や倉庫といった物理の現場へ持ち込もうとしています。 2026年8月4日、MIRAI LAB PALETTE(以下、PALETTE)で開催された「フィジカルAI共創プログラム【DAY1】」には、製造、物流、建設などの現場を持つ約100名が集まりました。技術の可能性ではなく、現場実装の勝算はどこにあるのか。登壇者が語った現在地を報告します。 「出会い」と「自分ごと化」——実装を阻む二つの壁 ネットワンシステムズ株式会社 ビジネス開発本部 イノベーション推進部 部長 門脇広平さん 冒頭に立った主催のネットワンシステムズの門脇広平さんは、企業がフィジカルAIの検討を進める際に直面する壁を、二つに整理しました。 一つ目は「出会いの壁」です。現場に深いペインを抱えるユーザー企業と、最新の技術を持つAI・ロボティクス企業が、本音で議論しマッチングする場が決定的に不足しています。二つ目が「自分ごと化の壁」です。展示会やセミナーで先進事例に触れても、自


文化は、都市の余白から生まれる――日欧の文化関係者がPALETTEに集った「Meet Up ECoC! 2026」
2026年7月15日、MIRAI LAB PALETTE(以下、PALETTE)にて、EU・ジャパンフェスト日本委員会主催、住友商事株式会社・PALETTE共催による「Meet Up ECoC! – Face to Face – 2026 in Tokyo」が開催されました。「アート×都市×経済――新たな共創の可能性に出会う一日」をテーマにした当日の様子と、同委員会事務局次長・古木治郎さんへのインタビューをあわせてレポートします。 文化と経済をつなぐ一日が、大手町から始まった 「欧州文化首都(European Capital of Culture、以下ECoC)」は、1985年からヨーロッパ各地で毎年開催されている国際文化事業です。欧州文化首都に選ばれた都市では、開催年に現代アートや音楽、建築など数百に及ぶ文化プロジェクトが展開され、日本を含む世界各国のアーティストが参画しています。本イベントは、2026年から2030年にかけて開催されるECoC 10都市の代表者と、日本で活躍する文化・芸術関係者が直接顔を合わせるマッチングイベントであり、午前中


移動の「その先」を探そう──JALとPALETTE会員による共創ワークショップが生んだもの
移動の価値とは何なのかーー日本航空株式会社(JAL)が2024年に立ち上げた「関係・つながり創造部」は、人が地域に何度も通いたくなる関係そのものを事業にしようとしています。 2026年6月2日、同部はMIRAI LAB PALETTE(以下、PALETTE)で共創ワークショップを開きました。集まったのは、メーカーの担当者もいれば、地方自治体の職員も、離島でドローンスクールを営む人もいるという多種多様な顔ぶれ。台風6号が接近するなか、日本各地から25名が足を運びました。 企画から当日まで共にしたソリューション営業本部 関係・つながり創造部 戦略グループの伊藤翔次郎さん、栗原涼太さん、PALETTEコミュニティマネージャーの鎌北雛乃に、「PALETTE流共創」の舞台裏を伺います。 ワークショップの概要 会場はPALETTEのイベントスペース、開始は夕刻の18時半。招待制で25名が参加しました。前半は、JALが事業構想と自社のアセット、そして現在抱えている課題を率直に共有するインプットセッションに充てられます。 後半で使われたのが、クリエイティブマトリ


体をほぐすと、人はつながる──矢田彩乃さんが「心と体の調和」をPALETTEで届ける理由
「心と体の調和」を意味する社名のもと、ヨガやピラティス、トレーニングを組み合わせたコンディショニングに取り組む、株式会社HATHA(ハタ)代表の矢田彩乃さん。15年以上にわたり、運動と心身の指導に携わってきました。MIRAI LAB PALETTE(以下、PALETTE)では健康をテーマにした体験会を重ね、2026年4月にはコワーキングスペースでの新しいウェルネスの可能性を探る実証実験にも挑んでいます。ヨガ講師としての原点から、PALETTEで見つけた手応えまで、じっくり伺いました。 祖母の介護が、すべての出発点だった ――まず、矢田さんのご活動について教えてください。会社名にはどんな意味があるのでしょうか。 社名のHATHAは、サンスクリット語でヨガに由来する言葉で、「心と体の調和」という意味を込めています。私自身、ヘルスケアの仕事はヨガ講師として歩み始めました。 ――ヨガの道に入ったきっかけは何だったのでしょう。 少し変わった経緯かもしれません。母方の祖母が認知症になり、母が付きっきりで介護をしていたので、実家が近かった私も、月に一、二回は手


手を動かさなければ、始まらない──髙橋純一さんが、AIエージェントを「みんなのもの」にする
新規事業やスタートアップの立ち上げ期に伴走し、プロダクトをつくり育てる「フォワードデプロイドエンジニア」の髙橋純一さん。MIRAI LAB PALETTE(以下、PALETTE)の開設初期から通い続ける数少ない古参メンバーであり、2026年4月にはAIエージェントを題材にしたハンズオンイベントも開催しました。長く関わるからこそ見える景色や、ここで生まれたつながり、そしてコミュニティの価値について伺いました。 すべては、ひとつの打ち合わせから始まった ――まず、現在のお仕事について教えてください。 新規事業やスタートアップを立ち上げる際に、ビジネスオーナーと一緒に「どうつくるか」「どう育てるか」を議論しながら、プロダクトを形にする仕事をしています。エンジニアとしてのキャリアは20年ほどになります。制作会社やスタートアップで10年ほど経験を積み、その後は大きめの会社の新規事業子会社でCTOを務め、いまはフリーランスとして立ち上げ期のプロダクト開発を引き受けています。直近の1年は、いわゆるAIエージェントをつくる案件が特に増えています。...


肩書きを手放して、深く出会うーーPALETTEで続く「森の時間」とは
名刺交換も、肩書きの紹介もないまま深く対話する4時間半――。MIRAI LAB PALETTE(以下、PALETTE)で4年続く「森のR&D『Will』」は、街なかで森の時間を再現する取り組みです。森で無理なく一昼夜を過ごす「よる森」を14年続ける一般社団法人YORUMORI代表理事の河村智行さんと、PALETTEコミュニティマネージャー 鎌北雛乃に、立ち話から始まったコラボレーションと、その先に育ちつつある「カジュアルで深い関係性」について伺いました。 14年目を迎えた「森の時間」のはじまり 一般社団法人YORUMORI代表理事の河村智行さん ――まず、YORUMORIの活動と河村さんについて、PALETTEの会員のみなさまに向けて簡単にご紹介いただけますか。 河村さん「森の中で無理なく一昼夜を過ごす活動を続けて14年目になります。少し引いて見ると、街から離れる、普段の思考や行動のパターンから離れる、そういう意味合いがあると感じています。離れることで、近づくものがある。たとえば自分の今の状態に気づく、本当に思っていることや感じていることに、ちょ


1台から世界へ──スマートプリ機「HARTi Photo」がPALETTEで育てたもの
「感性が巡る、経済を創る」を企業理念に掲げ、スマートプリ機「HARTi Photo®」を展開する株式会社HARTi(ハーティ)。 代表取締役の吉田勇也さんは、MIRAI LAB PALETTEに約1年半にわたってショールームを設け、プロダクトを世に広めてきました。在庫が1台だけだった創業初期から、今や数十台単位の増産体制へ。その成長の軌跡をPALETTEとの関わりとともに振り返っていただきました。 書道少年が見つけた「クリエイターのインフラ」 ── HARTiを創業された経緯と、「感性が巡る、経済を創る」という理念に込めた思いを教えてください。 小さい頃から15年ほど書道を続けていて、本格的にアートマーケットの構造を知りたいという思いでイギリスの大学に進んだとき、日本のアート市場が世界44位であるのに対し、イギリスは世界3位のアートマーケットを持っているという現実を目の当たりにしました。その差を埋めるためのインフラがまだ足りていないと感じ、アーティストをインキュベーションする仕組みを作ろうと、23歳のときに起業したのが2019年のことです。...


まずは作って、混ざり合う。PALETTEの個性が重なるワークショップ型インスタレーション「タコになるー触覚の解放と分散型知能の実践ー」
2026年4月21日、MIRAI LAB PALETTE(以下、PALETTE)で、ワークショップ型インスタレーション「タコになるー触覚の解放と分散型知能の実践ー」が開催されました。企画と運営を担当したのは、アーティスト兼アントレプレナーの藤井大貴さんと、PALETTEコミュニティマネージャー 鎌北雛乃です。 「修復」をテーマに、言葉よりも直感を重視し、手を動かしながら作品と向き合った本イベントは、参加者の個性が交差し、新たな気づきが生まれる場となりました。 60分間の沈黙。無言で動き続けて生まれるアート イベントは18時30分過ぎに開始されました。照明を抑えたPALETTEには、深海を思わせるBGMが流れ、机の上には紙や粘土など、図工や美術の時間を想起させる素材が並びます。何が始まるのかについて細かな説明はあえて行われないまま、鎌北の挨拶と「イベント中は言葉を発しないこと」というルールの提示のみで進行していきます。 まず展示スペースに設置されていたのは、能登半島地震で割れた珠洲焼の壺を、漆と銀で修復したもの。外部から伸びたチューブから滴る水が溜


「好きだから動く」——イントレプレナーとアーティストが描く、混ざり合う価値のかたち
廃棄物や海洋プラスチックを素材に作品を生み出すアーティスト・藤元明さんの作品が、MIRAI LAB PALETTEのhubに展示されています。この展示を企画したのは、竹中工務店で「建築to建築リユース」に取り組むイントレプレナー・藤井康平さんです。 建設現場とアートの世界を行き来する中で育まれた二人の関係は、PALETTEという場を得て、展示やトークイベントへと発展しました。異なるフィールドの実践者が語る、「混ざり合う価値」の可能性に迫ります。 建設現場のイントレプレナー、PALETTEと出会う 竹中工務店 技術本部 新規事業技術開発グループ 主任 藤井康平さん ——まず、藤井さんの普段の活動について教えてください。 藤井さん 竹中工務店で、社内起業家(イントレプレナー)として資源循環のビジネスに取り組んでいます。2年ほど前に自分でゼロイチの提案をして立ち上げたもので、今はリーダーとしてチームを率いながら、さまざまな企業との協業を進めているところです。 ——PALETTEはいつ頃からお使いになっているのでしょうか。 藤井さん...


素材・空間・仕組みを横断する実践者たちが語った「捨てないデザイン」のリアル——トークイベントレポート
2026年2月10日、MIRAI LAB PALETTEのイベントスペースhubにて、トークセッション「一過性のブームで終わらせない、循環するデザインの実装論」が開催されました。 廃棄物を素材に作品を生み出すアーティスト・藤元明さん、100%リサイクルプラスチック板材「REMARE」で現場実装に挑む間瀬雅介さん、万博建築で「次につなげる設計」を実践する建築家・永山祐子さんの3名がパネリストとして登壇。モデレーターは、竹中工務店の藤井康平さんが務めました。 さまざまな業界でサーキュラーエコノミーが注目を集める中、「アート」「製造業」「建築」の領域の現場を知る当事者同士の議論をレポートします。 15年前は「なぜそんなことを」と言われていた アーティスト 藤元明さん 最初のテーマは「なぜ今、リバースデザインがビジネスになるのか」。藤元明さんがリードする形で議論が始まりました。 藤元さんが再生素材を使った制作活動を始めたのは2009年頃のこと。当時は「手間もコストもかかるのに、なぜわざわざそんなことをやるのか」と問われることが多かったといいます。それでも


使い捨てを減らす傘が、コミュニティをつなぐ——アイカサがPALETTEで見つけたもの
スマートフォンアプリで傘を借り、街中のどこでも返却できる傘シェアリングサービス「アイカサ」。使い捨て傘の削減を掲げ、2025年時点でユーザー数は80万人を突破し、近年は日傘のシェアにも事業を広げています。 同サービスを運営する株式会社Nature Innovation Group インフラ事業部 オフィスプラン担当・青木沙耶香さんは、2026年2月よりMIRAI LAB PALETTE(以下、PALETTE)にてPoC(実証実験)を開始しました。法人向けサービス普及の検証の場としてだけでなく、サステナビリティの学びやネットワーキングの場としてもPALETTEをフル活用する青木さんに、その経緯と得られた気づきを伺いました。 出会いは、サーキュラーエコノミーのカードゲームから ——まず、PALETTEとの出会いについて教えてください。 PALETTEのイベントではなかったのですが、2025年8〜9月頃に、サーキュラーエコノミーを体感できるカードゲームの企画に参加したんですね。その場にMIRAI LAB PALETTEコミュニティマネージャー...


日本発のステーブルコインが切り拓く金融の未来——JPYC代表・岡部典孝さんが語る最新動向
世界で約50兆円が流通し、VISAとMasterCardの決済額を合わせた規模を超えるステーブルコイン市場。その急成長の波に乗り、日本初の円建ステーブルコイン「JPYC」が新たな金融インフラとして注目を集めています。MIRAI LAB PALETTEで開催されたセミナーでは、JPYC株式会社(以下、JPYC)代表取締役の岡部典孝さんが登壇し、ステーブルコインの基礎から最新の事業展開までを解説しました。 なぜ今、ステーブルコインが注目されるのか JPYCの本社はMIRAI LAB PALETTEと同じビルの4階に入居しており、岡部さんは日頃からPALETTEのコミュニティと交流を重ねてきました。( 関連記事 ) ステーブルコインに関するニュースは、今や毎日のように報じられています。世界全体での発行・流通規模は約50兆円に達し、そのほとんどがドル建てとなっています。日本円建ては全体の0.01%程度に過ぎませんが、グローバル市場は急激な成長を続けています。 ステーブルコインの流通額は3,100億ドル(約50兆円)に達し、決済ボリュームはVISAを超える


「移動は人だけ」の世界を目指して ― 衣料シェアリング「Any Wear, Anywhere」が描く旅の未来
旅行者が衣服を持参せず、現地で借りて返す。そんな新しい旅のスタイルを提案する衣料シェアリングサービス 「Any Wear, Anywhere」 が、2026年1月に大幅なアップデートを実施しました。当初、住友商事の社内起業制度から生まれたこのサービスは、アパートメントホテル「MIMARU」を運営するコスモスホテルマネジメントと手を組み、訪日ファミリー旅行者の「荷物問題」解決を目指しています。MIRAI LAB PALETTEを拠点に進められてきた両社の協業の軌跡を追いました。 「衣食住」の常識を覆す発想 旅行に出かけるとき、私たちは当たり前のように衣服をスーツケースに詰め込みます。現地ではレストランで食事をし、ホテルに宿泊するのに、なぜ「衣」だけは自宅から持参しなければならないのでしょうか。この素朴な疑問から生まれたのが、衣料シェアリングサービス「Any Wear, Anywhere」(以下、エニウェア)です。 大人2人・子ども2人の3日分のセットが5万2000円でレンタル可能。服は身長や年齢に応じて自動的にコーディネートを提案するほか、希望に応


量子の社会実装は、遠い未来の話じゃないーーPALETTEで体感する、量子技術の最前線
量子コンピューターという言葉を、さまざまな場面で耳にするようになりました。どこか未来の話題のようにも思えますが、量子技術はすでに研究機関の枠を越え、社会や現場が抱える課題を解く手段として活用されはじめています。 MIRAI LAB PALETTE(以下PALETTE)を運営する住友商事でも、2020年に量子コンピューター活用の取り組みがスタートし、その後「 Quantum Transformation 」として本格的に展開されてきました。物流、エネルギー、鉱山、都市開発など、住友商事ならではの多様な事業領域で、量子技術を応用したプロジェクトが進行しています。 そんな住友商事、そして縁あるパートナー企業やPALETTE会員が一堂に会し、量子技術の今を体感するイベントがPALETTEで開催されました。 「本気で頑張る、量子技術の社会実装」と題し、2025年11月20日に実施された本イベントでは、量子技術の実用事例紹介に加え「量子を使って自分たちには何ができるのか」を考えるワークショップも行われました。新しい技術と多様な産業領域が結びつき、気づきや可能

MIRAI LAB PALETTE 運営事務局
2025年12月26日


循環型社会をギュッと体感──オープンな対話で異業種とつながる「サーキュラーコミュニティカードゲーム」体験会
地球規模の気候変動や国際社会の複雑化により、資源と経済活動の関係はますます密接になっています。従来の大量生産・大量消費の社会から、リサイクルの推進、そして資源循環を前提とした「サーキュラーエコノミー」への移行が求められていますが、その全体像を理解することは容易ではありません。 こうした資源循環やサステナビリティに関心を持つ個人や企業、自治体職員が集い、カードゲームを通して理解を深める機会として、MIRAI LAB PALETTE(以下、PALETTE)でイベントが開催されました。題材となったのは、循環型社会の実現に向けた共創を体験できる「サーキュラーコミュニティカードゲーム」。現実さながらの社会課題やパートナーシップの構築を、遊びながら体験できるワークショップとして活用されています。 サーキュラーエコノミーに関心を持つ参加者が、肩書きや業種を超えて協力し合い、循環型社会のあり方を一緒に考えた本イベント。PALETTEらしいにぎわいと、垣根を越えた共創が芽生える空気に包まれた当日の様子をレポートします。 カードゲームでサーキュラーエコノミーを学ぶ.

MIRAI LAB PALETTE 運営事務局
2025年12月15日


スクランブル交差点のように交わる挑戦者たち——大企業の新規事業ピッチイベントレポート
大手企業における新規事業創出への取り組みが加速する中、他社のプロジェクトに触れる機会は意外と限られています。 2025年11月10日、MIRAI LAB PALETTEで開催された「Scramble Innovation Meetup」には、リコー、エア・ウォーター、住友商事、本田技研工業の社内新規事業プロジェクト推進者が集結しました。 天体撮影サービスから医療機器、メタバース事業、さらには食品アップサイクルまで、業界の枠を超えた多彩な挑戦がピッチ形式で共有されました。「業界横断で新しい発想が生まれる」—そんなスクランブル交差点のような場で、どのような事業が披露されたのか。当日の様子をレポートします。 リコー:天体撮影サービス 「 リコリモ 」は、リコーのアクセラレーションプログラム「TRIBUS」から生まれた天体撮影サービス。オーストラリアに設置した大型望遠鏡をクラウド経由で操作し、誰でも本格的な天体撮影ができる仕組みを提供しています。 日本は温暖な気候と上空のジェット気流により天体撮影に不向きな環境ですが、晴天率80%のオーストラリアなら、日

MIRAI LAB PALETTE 運営事務局
2025年12月15日


日本各地の"大学発技術シーズ"がPALETTEに集う! リバースピッチ&技術ショーケース イベントレポート
2025年11月18日、MIRAI LAB PALETTEにて「日本各地の"大学発技術シーズ"がPALETTEに集う! リバースピッチ&技術ショーケース」が開催されました。 筑波大学、東京科学大学、東北大学、早稲田大学の4大学から、計6プロジェクトの研究者や大学発スタートアップ担当者が一堂に集結。前半のリバースピッチセッションでは、各プロジェクトが企業に向けて技術の魅力と事業化の可能性を直接アピールし、後半の技術ショーケースでは実際の技術やプロトタイプに触れながら、具体的な連携検討を行う場となりました。 当日のピッチも含めた当日の内容をレポートします。 リバースピッチセッション - 大学発技術シーズの競演 筑波大学:光沢物・透明物の高速外観検査を実現する「SpecularInspect」 製造業における外観検査の現場では、多くが人の目による検査に依存しています。特に光沢物や透明物の検査には高度な熟練技術が必要で、人材不足や検査の属人化が深刻な課題となっています。筑波大学が開発した「 SpecularInspect 」は、イベントカメラと変調光源を

MIRAI LAB PALETTE 運営事務局
2025年12月15日


水曜夜恒例のがんばらない交流会ーー「ちょうどいい」を追求したスナックPALETTE
住友商事が運営するオープン・イノベーション・ラボ「MIRAI LAB PALETTE」で、毎週水曜日に開催されている 「スナックPALETTE」 。 予約不要、テーマなし、入退室自由という気軽さが、メンバー間の偶発的な出会いとコラボレーションを生んでいます。コミュニティマネージャーの鎌北雛乃が「力を入れすぎない」運営を心がけることで実現した、新しい交流の場。ちょっとのぞいてみませんか? スナックPALETTEとは スナックPALETTEは、2025年4月から毎週水曜日17時から19時に開催されている交流企画です。コミュニティマネージャーの鎌北が毎週必ず立ち、予約不要・申し込み不要・入退室自由という気軽さで、メンバー同士の自然な出会いとコミュニケーションの場を提供しています。 「力を入れすぎない」運営を心がけ、KPIを設けず、5人でも30人でも良いという柔軟なスタンスが特徴です。新規会員のオリエンテーションとしての役割も担いながら、偶発的な出会いから実際のコラボレーションが生まれています。 取材当日も多くのPALETTE会員が集まり、ドリンクを片手

MIRAI LAB PALETTE 運営事務局
2025年11月27日
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