PALETTEから生まれた協業事例のご紹介!【東京建物×REMARE】

MIRAI LAB PALETTEがきっかけで生まれたご縁から、協業に結びついた事例をご紹介します!
今回は、《東京建物株式会社×株式会社REMARE》のご紹介です。
日本で最も歴史ある総合不動産会社である東京建物株式会社と、複合プラスチックを高強度の板材に再生する独自技術を持つ株式会社REMAREが、「オフィスから出る廃棄物課題」と「廃プラスチックの再資源化技術」という互いのニーズを掛け合わせ、廃棄予定の防災ヘルメットをアップサイクルするプロジェクトの検討を開始しました。
▼協業のきっかけ
今回の協業のきっかけは、PALETTEで実施されていたREMAREの相談会です。
東京建物では、2026年秋の本社機能移転にあわせて、更新のタイミングを迎えた防災ヘルメット約1,200個の廃棄が想定されていました。マンション入居者に「すてないくらし」を推奨する立場として、何とかリサイクルの方法を見出したいと考えていたところ、PALETTEのメールマガジンでREMAREの相談会の案内を知り、お声がけしたことが出発点となりました。
防災ヘルメットは安全のために定期的な更新が欠かせない一方、外装と内装で異なる樹脂を使った複合品であるため、これまで再資源化が難しく、焼却処分されるのが一般的でした。REMAREは、独自のヒートプレス技術によって、分別が難しい複合プラスチックをそのまま高強度の板材に再生できる技術を持っており、この課題に対応できると判断しました。東京建物の廃棄予定ヘルメットと、REMAREの再資源化技術が、PALETTEでのご縁を通じて結びつきました。
▼協業の概要
東京建物は、廃棄予定の防災ヘルメットに着目し、廃棄物削減・資源循環・防災備品の適切な更新を啓発するプロジェクトを開始しました。
プロジェクトの初動施策として、防災ヘルメットのアップサイクルを表現した空間展示「FROM OFFICE TO LIFE」を、2026年8月18日より9月17日まで東京建物八重洲ビルにて開催しました。展示では、廃棄予定の防災ヘルメット144個と、それらとおよそ同量のプラスチック製品を原料に生成したプラスチックボードを設置し、来場者が視覚的に理解できる形で資源の再生を表現。アップサイクルのプロセスやCO2削減効果なども紹介しながら、来場者から再生プラスチック素材の活用アイデアを募集し、資源の活用方法をオフィスワーカー等と共に考える参加型展示としています。



▼協業の成果と今後の展望
展示にあわせて日本経済新聞(8月18日)、日本橋経済新聞(8月27日)に取り上げられたほか、TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」のコーナー「現場にアタック」(8月31日放送)でも紹介されました。
来場者からは活用アイデアに関するアンケート回答が寄せられ、実際に「一緒にプロダクト制作を行いたい」という声も得られています。
今後は、展示で集まったアイデアやさまざまなクリエイターとの共創を通じて、防災ヘルメット由来の再生プラスチック素材を使ったプロダクト制作を進めます。制作物は、東京建物が開発・運営する賃貸住宅「Brillia ist(ブリリアイスト)」等への導入を予定しています。
REMAREとしては、この取り組みをモデルケースとし、素材データベース「Plasticstock」への排出予定素材の事前登録を通じて、廃棄が決まってから再生先を探すのではなく、更新計画の段階から再生先を設計できる仕組みづくりを目指しています。東京建物の他物件やBrilliaブランドへの展開においても、この仕組みを活かした連携を続けていく予定です。
~東京建物 荻野様からのメッセージ~
出会いの場を作って頂き、ありがとうございます。 課題解決に向けて前進することができ、PALETTE様とREMARE様にはたいへん感謝しております。 色々な業種の企業の皆様が垣根を超えて新たな取り組みを行っていくことを引き続き応援しています。
~REMARE 野地様からのメッセージ~
素材の再生は、技術だけでは前に進みません。どこにどれだけの廃棄物が出るのかを把握している企業と、それを使いたい企業が出会わないと始まらないためです。PALETTE様には、その最初の接点をつくっていただきました。今回の東京建物様との取り組みも、メールマガジンでのご紹介がきっかけです。展示は日本経済新聞やTBSラジオでも取り上げられ、オフィスから出る資源の循環を多くの方に知っていただく機会になりました。企業の枠を越えて相談できる場があることの価値を、あらためて実感しています。
今回の事例は、PALETTEでの相談会をきっかけに生まれた協業の一例です。
PALETTEでは今後も、多様なメンバーの皆さまがつながり、新たな挑戦や共創が生まれる場づくりを続けてまいります。
▼会社・事業概要
■東京建物株式会社

東京建物株式会社は、1896年(明治29年)創業の日本で最も歴史ある総合不動産会社で、2026年10月に創業130年を迎えます。2030年を見据えた長期ビジョン「次世代デベロッパーへ」を掲げ、事業を通じて「社会課題の解決」と「企業としての成長」をより高い次元で両立することで、すべてのステークホルダーにとって「いい会社」の実現を目指しています。まちづくりにおいては、まちの歴史・文化・環境と調和し、そこに関わる人々やパートナーとともに持続的な成長を目指す「サステナブルなまちづくり」を推進しています。
■株式会社REMARE

株式会社REMAREは、三重県に自社工場を持つ素材開発のスタートアップです。社名はRE(リサイクル)とMARE(海)に由来し、代表の間瀬雅介氏が航海士時代にフィリピン海沖で目にした海洋プラスチックが創業の原点となっています。
これまで再資源化が難しいとされてきた複合プラスチックや海洋プラスチックを、独自のヒートプレス技術で高強度の板材に再生し、建材・内装材・家具として供給。建設会社・メーカー・デザイン事務所などとの協働により、これまでに90件を超える採用実績があります。「地球のプラスチック資源循環の最適化」をビジョンに掲げ、素材情報を一元管理するデータベース「Plasticstock」の運用など、排出する企業と使う企業をつなぐ仕組みづくりにも取り組んでいます。
Plasticstock:https://plasticstock.remare.jp
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〈MIRAI LAB PALETTE可視化プロジェクトのご紹介〉
この度、PALETTEで生まれた繋がりと事例の可視化プロジェクトをスタートしました!
PALETTEで繋がったご縁から、協業事例が生まれた場合、LINEからご投稿をお願いしております。
詳細は、メンバー限定メルマガで配信しているので、ぜひご覧ください。
尚、この取り組みでは、PALETTEメンバーが運営する「ホンネPOST」というサービスを利用しています。
ホンネPOST:https://honne-post.com/
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