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【イベント開催レポート】Go Global - 東南アジアマーケットでの事業展開・拡大のリアルに迫る! 〈MIRAI LAB PALETTE〉




2025年2月25日、住友商事株式会社が東京 大手町にて運営を行うオープンイノベーション施設

「MIRAI LAB PALETTE」にて、”東南アジア市場への事業進出”をテーマにしたイベントを開催しました。


ゲストには、アジア市場を中心に急成長を遂げるテクノロジーカンパニー「AnyMind Group株式会社」のManaging Director of Japan、藤田 翔大 氏を迎え、シンガポールでの事業立ち上げや東南アジア市場の最新動向についてお話をいただきました。


また、シンガポール発の「共創型」コミュニティプラットフォームである「JSIP」エバンジェリスト、そして「ジョーシス株式会社」のシニアエコノミストである川端 隆史 氏より、日本企業が東南アジア市場で新規事業を開発・展開する際に直面する課題や、市場の最新トレンドについて解説が行われました。



東南アジア市場の魅力と課題


左:AnyMind Group 藤田 氏 右:JSIP 川端 氏
左:AnyMind Group 藤田 氏 右:JSIP 川端 氏

パネルディスカッションでは、AnyMindの藤田氏、そして、JSIPの川端氏にご登壇をいただき、東南アジア市場のポテンシャルについて解説いただきました。


人口増加と経済成長を背景に、デジタルマーケティングやEC市場が急速に発展している点、特に「スマホファースト」の文化が根付いており、SNSを活用したマーケティング戦略が不可欠であると語られました。


一方で、各国ごとに異なる文化や言語、ビジネス環境の違いが、日本企業にとっての参入障壁になっているという課題も指摘され、特に、日本企業は駐在期間が短く、現地に根ざしたネットワーク構築が難しい点が課題として挙げられました。



成功するための戦略

セッションの中では、東南アジア市場で成功するための具体的なアプローチが紹介されました。


  1. ローカルの理解と人材確保

    • 東南アジア市場では、現地の文化や消費者動向を理解することが不可欠。韓国や中国の企業は、長期間駐在する社員を現地に送り込むことで、ローカルのビジネス環境に適応している。

    • AnyMindでは、現地での採用を強化し、リージョナル(地域統括)チームとローカルチームの連携を密にすることで、高度なマーケティング施策を実行。

  2. デジタルマーケティングの活用

    • 東南アジアでは、テレビ広告よりもSNS広告の影響力が強く、特にTikTokのライブコマースが急成長中。AnyMindでは、各国にライブ配信スタジオを設け、AIを活用した24時間配信を実施。

    • 企業は、単なる広告配信ではなく、インフルエンサーを活用し、消費者とのエンゲージメントを高めることが成功の鍵。

  3. パートナーシップの活用

    • 直販だけでなく、現地の広告代理店やパートナー企業と連携することで、効果的な市場開拓が可能に。日本企業が苦手とする「スピード感」を補うため、現地企業との協力関係を構築することが重要。



参加者の声

トークセッションの終盤には、参加者からの質疑応答が行われました。日本と東南アジアにおけるデジタルマーケティングの違いや、採用戦略に関する具体的な質問が飛び交いました。特に、現地のインフルエンサーとの関係構築や、各国の市場特性を踏まえた戦略の違いについて、関心が集まりました。


セッションの様子
セッションの様子

MIRAI LAB PALETTE ラボ長 - 志津 由彦 メッセージ

私自身が東南アジアでの駐在経験もあり、魅力的な市場を感じる一方で、様々な難しさも実感しておりました。今回、MIRAI LAB PALETTEの場を通してグローバル展開のリアルなノウハウを共有できたことは嬉しく思います。MIRAI LAB PALETTEでは引き続きオープンイノベーションの取り組みを進めてまいります。



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