top of page

12月18日(月)

|

MIRAI LAB PALETTE hub/イベントスペース

福島復興の10年を記録するプロジェクト「1/10 Fukushimaをきいてみる」全シリーズ上映会

女優・佐藤みゆき氏が聞き手となり、福島に住む人々、福島を離れ暮らす人々に、暮らしや思いをインタビュー。福島を舞台に、10年かけてその変化を記録するシリーズです。2023年12月末には、本シリーズの最終版にあたる10本目の映画が公開予定です。 最終版の公開にあたり、今回、オープン・イノベーション・ラボ「MIRAI LAB PALETTE」にて、3日間に分けて、これまでの9作品を振り返る上映会を開催いたします。

受付が終了しました
他のイベントを見る
福島復興の10年を記録するプロジェクト「1/10 Fukushimaをきいてみる」全シリーズ上映会
福島復興の10年を記録するプロジェクト「1/10 Fukushimaをきいてみる」全シリーズ上映会

日時・場所

2023年12月18日 8:30 – 9:00

MIRAI LAB PALETTE hub/イベントスペース, 日本、〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目6−1 大手町ビルヂング 2階

イベントについて

「1/10 Fukushimaをきいてみる」

女優・佐藤みゆき氏が聞き手となり、福島に住む人々、福島を離れ暮らす人々に、暮らしや思いをインタビュー。

10年かけてその変化を記録するシリーズです。

語り手たちの言葉とそれを聞き続けるスタイルが評価され、これまで国内外のドキュメンタリー映画祭で5受賞、4入選。

1本の映画に語り手が7〜10人ほど登場します。

当事者、非当事者、年齢、性別、職業など 立場の垣根を越えて、一緒に考えるために作られた映画です。

1年に1本ペースで作られてきた本作品。

2023年12月末には、本シリーズの最終版にあたる10本目の映画が公開予定です。

最終版の公開にあたり、今回、住友商事株式会社が運営するオープン・イノベーション・ラボ「MIRAI LAB PALETTE」にて、3日間に分けて、これまでの9作品を振り返る上映会を開催いたします。

本会には、「1/10 Fukushimaをきいてみる」を制作された古波津陽監督と、作品中で聞き手を務めている佐藤みゆき氏(福島出身の女優)にご登壇いただき、トークセッションも予定しています。

福島で大きく変化したものもあれば、変化しないものもあります。

ぜひ10年という時間の流れを感じながら観ていただけますと幸いです。

【イベント概要】

●上映日程:申込フォームより、参加希望回をご教示ください。

※作品の上映前後にて途中入退室が可能です。

※作品は単品でもご自由にご覧いただけますので、お気軽にお申し込みください。

>1回目:2023年12月5日(火)

[シリーズ1 / 2013] 13:00-15:00

[シリーズ2 / 2014] 15:00-17:00

[シリーズ3 / 2015] 17:00-19:00

>2回目:2023年12月8日(金)

[シリーズ4 / 2016] 13:00-15:00

[シリーズ5 / 2017] 15:00-17:00

[シリーズ6 / 2018] 17:00-19:00

>3回目:2023年12月14日(木)

[シリーズ7 / 2019] 13:00-15:00

[シリーズ8 / 2021] 15:00-17:00

[シリーズ9 / 2022] 17:00-19:00

●参加費:無料

●申込:イベントページよりお申込みください。(12/14 11時まで)

(エラーが発生する場合は、スマホなど別の端末からお願いします)

●備考:途中入退室可能です。お席は自由席となります。

【各回の流れ】

・入場/着席

・上映(80〜105分)

・古波津陽監督と佐藤みゆき氏によるトークセッション(15分)

・休憩/終了

〈当日の登壇者ご紹介〉

■古波津 陽 氏

1973年東京生まれ。グラフィックデザイナーを経て、2009年に戦国武将が段ボールで25mの城を建てる物語「築城せよ!」(出演:片岡愛之助)で劇場映画デビュー。

ドキュメンタリーからアートフィルム、商業映画までを自在に横断。コロナ禍以降の作品が世界数十ヵ所の映画祭で上映。 「映像で人をつなぐ」ことをテーマに、様々なジャンルで活躍中。

■佐藤 みゆき 氏

福島県出身。初主演映画『真白の恋』(2017年)にて第32回高崎映画祭最優秀新進女優賞を受賞。ドラマ『相棒17』(EX)、『おかえりモネ』(NHK)、舞台『エドモン~「シラノ・ド・ベルジュラック」を書いた男~』などに出演。豊橋発の短編映画『竹とタケノコ』(監督:川上信也)が2024年春以降に上映予定。

〈作品紹介〉

古波津監督が作品を振り返って感じたコメントを掲載いたします。

ぜひご一読くださいませ。

[シリーズ1 / 2013]

タイムカプセルから取り出したみゆきさんの手紙でこのシリーズは始まります。時間をかけて進む映画たちを象徴するような幕開けです。お母さん方が不安と戸惑いの中で語る決意は強く胸を打ちます。「除染」と呼んでいた作業を、多くの人は知らないのではないでしょうか。この年だからこそ記録できた福島があります。

[シリーズ2 / 2014]

暗闇の中で、漁船の一隻が出港するシーンがあります。放射線の影響でまだ出荷できない魚を「試験操業」として獲りに行くその様子は、出荷がいつ可能になるのか分からない日々の中での挑戦です。粛々と進む船団は、荘厳なものに見えました。

[シリーズ3 / 2015]

打ち上げられる花火には「鎮魂」の思いが込められています。それを知ってから、見える景色が変わりました。花火が開く瞬間、集まる人々の笑顔が明るく照らされます。

悔しさや悲しさを抱えた方々のお話には、それだけで終わらない強さが溢れています。

[シリーズ4 / 2016]

2016年、避難指示が解除されたばかりの小高。先日、この作品の映像を振り返り、現在の小高と比較する機会がありました。町の姿が刻々と変化する以上に、町の方々の心の変化も感じました。このシリーズが持つ「記録し続ける」という特性を、あらためて感じることができました。

[シリーズ5 / 2017]

インタビューの中で、早川さんという女性が避難解除の現状を語ります。「放射線量が問題ないと分かっても、人に魚や野菜をあげる時に躊躇して、昔みたいに『どうぞ』というやり取りができない」と話していました。嘆きと希望と、両方が見えました。2017年の空気を表す印象に残る瞬間でした。

[シリーズ6 / 2018]

「安心」と「安全」は違う、というお母さんのメッセージがとても重く響きました。

一方で、新しい出発を感じさせるのは浪江の花農家さんです。みんなで成長するために、全部のノウハウを提供すると宣言します。福島の方々の力強さを感じました。

[シリーズ7 / 2019]

「人生に2つの時間軸ができてしまった」という表現が印象的です。あの混乱のさなか、どんな気持ちで避難をしたのか。自然な流れで「家族」や「家」がテーマになった本作。

震災後から変化するものと変わらないもの、まさに2つの時間軸が感じられる内容です。Golden Harvest国際映画祭で「最優秀ドキュメンタリー賞」「最優秀長編映画賞」「最優秀監督賞」受賞。

[シリーズ8 / 2021]

2021年版では、コロナ禍での取材が難しかったため、オンライン取材に踏み切りました。福島の景色は語り手の皆さんに撮影していただくという無茶振りもさせてもらいました。2021年の映画では、アイデンティティについて深く考えさせられました。海への愛と、政府の処理水放出計画は、今作からの重要なテーマとなりました。Bettiah国際映画祭とNawada国際映画祭で「最優秀ドキュメンタリー賞」受賞。

[シリーズ9 / 2022]

福島からの学びが非常に多く、単なる取材内容の伝達を超えて、この学びをお客さんの心に確実に届けたいという願いが湧きました。2022年版は今までで一番盛りだくさんな内容で、学校の上映でも大きな反響をいただきました。映画の中には様々な課題が出てきます。ぜひ、ご一緒に考えていただきたいです。

■お問合せ

MIRAI LAB PALETTE

palette@sumitomocorp.com

このイベントをシェア

bottom of page